はじめに
ゴミの処分には費用がかかります。
事業所や店舗から出る産業廃棄物はもちろん、家庭からでる一般廃棄物も例外ではありません。
サイズが30cmを超える一般廃棄物は「粗大ごみ」扱いとなり、処分に別途費用が発生しています。
しかし、廃棄物を処理する方法は、業者に収集してもらうことだけに限りません。
自分で処分場やリサイクルセンターへ持ち込んで処理をする「自己搬入」をする方法があります。
「自己搬入するメリット」
費用削減
自治体の指定する粗大ゴミ収集日に出すと、処分に費用がかかります。自治体によっては、一定の量以下の粗大ゴミの出し放題サービスを行っているところもありますが、それでも一定量以上は有料となります。自己搬入する場合、自治体の指定する処分場所に直接持ち込むため、処分にかかる費用を削減することができます。
時間の自由度が高い
自治体の指定する粗大ゴミ収集日に出すためには、その日に合わせて準備しなければなりません。しかし、自己搬入する場合は自分の都合の良い時間に処分することができます。また、自治体の粗大ゴミ収集日に出す場合、集積場に行くために時間を取られることがありますが、自己搬入する場合は、直接処分場所に向かうため、時間のロスを抑えることができます。
環境への負荷低減
自治体の指定する粗大ゴミ収集日に出した場合、大量のゴミが一度に集められます。このため、トラックなどの大型車両が多数出動し、環境への負荷がかかります。しかし、自己搬入する場合は、一度に運ぶゴミの量が少なくなるため、環境への負荷を低減することができます。
ゴミ分別の意識向上
自治体の指定する粗大ゴミ収集日に出す場合、自治体によっては、粗大ゴミの種類によって別々に出すように指定されていることがあります。しかし、自己搬入する場合は、自治体が指定する処分場所に直接持ち込むため、自分が出すゴミがどのような種類のものかを意識するようになり、ゴミ分別の意識が向上することがあります。
運動不足解消
自己搬入する場合、自分で粗大ゴミを車や手押し車に積み込み、処分場所まで運ぶ必要があります。
このため、運動不足解消にもつながります。
特に、車ではなく手押し車や自転車を使って運ぶ場合は、より運動量が増えます。
「自己搬入するデメリット」
重い粗大ゴミを運ぶ場合の危険性
重い粗大ゴミを運ぶ場合、怪我や腰痛などの危険があります。また、手押し車や自転車で運ぶ場合、転倒する危険もあります。特に、運搬距離が長い場合や、一人での運搬を余儀なくされる場合は、注意が必要です。
処分場所までのアクセスが困難な場合がある
自治体によっては、処分場所までのアクセスが困難な場合があります。例えば、山間部や離島などでは、処分場所が遠く、アクセスが難しいことがあります。また、高層マンションなどの場合、エレベーターが小さいため、大型の粗大ゴミを運ぶことができないことがあります。
処分場所でのゴミの分別が必要
自治体によっては、処分場所でのゴミの分別が必要な場合があります。例えば、プラスチックや金属製品などは、別々に分別する必要があります。そのため、自己搬入する場合でも、事前にゴミの種類や処分方法を確認する必要があります。
処分場所での処分に費用がかかる場合がある
自治体によっては、処分場所での処分に費用がかかる場合があります。例えば、焼却処分場での処分には、一定の費用がかかることがあります。また、粗大ゴミの種類によっては、特別な処分が必要となる場合もあります。
お問い合わせ方法
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